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【日誌】久しぶりの型取複製(その3)完

いつもDC183系資料室をご覧いただきありがとうございます。前回の 日誌 のつづきです。

▼型取複製により3列シート化したキロ182形の座席パーツ(完成状態)
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前回紹介したのと同じく、左側はキロ182形0番台初期製品の座席パーツ、右はキロ182形2550番台旧製品の座席パーツで、それぞれ3列シート化したものですが、今回の写真では、座席をそれぞれ塗装したのち、枕カバーを左側の座ハセガワのホワイトフィニッシュで表現しています。



今回は、座席塗装から枕カバーを取り付けて完成するまでの工程です。写真が少ないので、全て大きなサイズの写真で紹介します。
▼座席パーツの塗装①
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まずは、座席パーツのうち、座席色を塗装する部分を除いてマスキングテープでマスキングします。マスキングの仕方は写真の通りで、通路部は3mm幅、座席と座席の間は2.5mm幅のマスキングテープを切り出して使用しています。

▼座席パーツの塗装②
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次に座席色を塗装するわけですが、その際には若干の調査が必要です。左側の座席は1998年頃のキロ182-1用で、おおぞら用のアコモ改良後の座席ですのので、恐らく最後まで残ったキロ182-9と同等の座席と思われます。どちらかと言えば紫系の座席のように見えますので、車体色のパープルで塗装します。以前は、座席もなるべく近い色を調色していたのですが、最近は、作業効率を考えて、車体色用の塗料を流用するようにしています。同じ理由で、右側の座席は2007年頃のキロ182-506用の座席ですので、北斗用のアコモ改良による茶系の座席の近似色である、とかち色の窓周りに使用している茶色で塗装します。

▼座席パーツの塗装③
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塗装終了後の座席パーツです。マスキングテープを剥がすと、それなりに見栄えのするようになります。

▼座席パーツの塗装④
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最後に枕カバーをハセガワのホワイトフィニッシュを切り出して貼り付けます。3列シートのグリーン車は座席幅が広いので、2mm幅にシートを切り出して貼り付けていきます。実物とは多少異なりますが、剥がれを防止するために、座席前後で同じ長さになるように貼るのがコツのようです。

このように苦労して塗装した座席シートですが、下の写真のように完成した車体に座席パーツを取り付けると、それなりに見えるのので、いつも自己満足しています。

それでは、本日もご覧いただきありがとうございました。

▼取付例(キロ182-1とキロ182-506)
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《更新情報》
2019.03.09 記事を掲載


【日誌】久しぶりの型取複製(その2)

いつもDC183系資料室をご覧いただきありがとうございます。前回の 日誌 のつづきです。

▼型取複製により3列シート化したキロ182形の座席パーツ(サフを吹いた状態)
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前回紹介したのと同じく、左側はキロ182形0番台初期製品の座席パーツ、右はキロ182形2550番台旧製品の座席パーツで、それぞれ3列シート化したものですが、今回の写真では、左側の座席パーツにもサーフェイサーを吹きました。

さて、前回の紹介の続きです。今回は座席パーツを加工したのち、型取複製した座席パーツお取り付けるまでの工程です。



▼キロ182形2550番台の座席パーツ①《1800×1200》▼キロ182形2550番台の座席パーツ①《1200×800》
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まずは、元の座席パーツの4列シートを撤去します。写真にあるように元の座席をスライスするように切り取りますが、このようなとき管理人は、「職人かたぎ」という超薄刃のノコを使用しています。写真手前は加工後の座席パーツ、写真奥は原型の座席パーツです。

次に、切り取った座席パーツ部分に空いた穴を埋めるためにプラ板を接着します。なるべく座席パーツが歪まないように、ゼリー状の瞬間接着剤を使用しました。ちなみに、座席パーツが茶色いのは、以前ディティールアップしたときに塗装したためです。元はうす紫色でした。

▼キロ182形2550番台の座席パーツ③《1200×800》▼キロ182形2550番台の座席パーツ④《1200×800》
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次に、型取複製した3列シートのパーツを現物合わせで削りながら高さや幅を調整し、座席パーツの該当部分に接着します。ちなみに、今回型取複製した座席パーツはキロ182形0番台のもので、キロ182形2550番台とは1列シートと2列シートの並びが逆ですので、元の座席パーツとは反対向きにして使用しました。また、よくみると分かりますが、型取の過程で空気が入って一部欠けた部分のうち目立ちそうな箇所には、エポキシパテで修正しています。加工が終了した座席パーツは、座席色の色をのノリをよくするためと、茶色の塗装を消すために、Mr.フィニッングサーフェイサー1500のスプレー缶で塗装します。このあと、座席部分以外をマスキングして座席色をエアブラシで塗装し、枕カバーを表現すれば、今回の作業は終了です。




▼キロ182形0番台の座席パーツ①《1800×1200》▼キロ182形0番台の座席パーツ②《1800×1200》
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キロ182形0番台初期製品の座席パーツの加工です。こちらは座席部分をくり抜いたのち型取複製した座席パーツを埋め込みます。くり抜きには超音波カッターを使用しました。くり抜いた後にはやすりでの調整が必要ですが、見えない部分ですのでそんなに丁寧には行っていません。写真奥は原型の座席パーツです。次に、型取複製した3列の座席パーツをくり抜いた部分に埋め込みます。こちらはキロ182形0番台のから複製したものになりますので、元の座席パーツと同じ方向に座席パーツを埋め込むことになります。ちなみに加工中の座席パーツが赤いのは、当初、R27座席用に赤色の塗装をしていたためで、元々はグレーでした。

▼キロ182形0番台の座席パーツ③《1800×1200》▼キロ182形0番台の座席パーツ④《1800×1200》
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実際には塗装後の取付になりますが、写真にあるように、室内灯取付時の突起(座席パーツ中央の赤の突起部分)も再現します。また、初期製品は床板パーツから屋根に向けて太い柱がありますので、その柱を通すための穴もあけてあります。最後に、座席パーツの塗装のノリをよくするためと、赤色の塗装を消すために、Mr.フィニッングサーフェイサー1500のスプレー缶で塗装します。ここはキロ182形2550番台と共通です。


次回に続きます。次回の紹介で完成予定です。今回もご覧いただきありがとうございました。

《更新情報》
2019.02.24 記事を掲載


【日誌】久しぶりの型取複製(その1)

いつもDC183系資料室をご覧いただきありがとうございます。タイトルにもあるように、約10年ぶりにシリコーンゴムとポリウレタンによる型取複製に挑戦してみましたので、今回はそのレポートになります。2回に分けて掲載します。

また、昨年12月に表紙を更新するとともに横幅600ピクセルの画像を掲載できるように書式を変更し、少しずつ画像を入れ替えていますが、今回の日誌では作業工程の示し方も新たなスタイルに変更してみました。これまでのものよりも見やすいようであれば、今後はこのスタイルで掲載しようと考えています。

▼型取複製により3列シート化したキロ182形の座席パーツ
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左側はキロ182形0番台初期製品の座席パーツ、右はキロ182形2550番台旧製品の座席パーツで、いずれも4列シートとなっています。今回は、この4列シートを3列シート化するべく、キロ182形0番台リニューアル製品の3列シートを原型として型取複製し、それぞれの座席シートに取り付けてみました。0番台初期製品の座席シートはまだ未塗装の状態ですが、いずれも結果は満足のいくものとなりそうです。

以下にその作業工程を簡単に紹介することにします。



▼原型とした座席パーツ《1800×1200》▼完成した原型《1200×800》
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原型としたのは写真奥のキロ182形0番台リニューアル製品の3列シートで、写真手前のように加工し原型をつくります。出来上がった原型です。窓側の手すりが残るように丁寧に削っていきますが、型取複製のことを考えると、もう少し手すりに厚みをもたせても良かったと思います。

▼Mr.シリコーン(クレオス製)▼注型用ウレタン樹脂(クレオス製)
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使用したのは今でも簡単に入手できるクレオス製のシリコーンゴムです。(写真)10年前にも同様のものを買ったのですが、10年ぶりに缶の蓋を開けてみたら、中身が甘酒のようになっていたので廃棄して新しく購入しました。同様に注型用ウレタン樹脂も新しく購入し直しました。写真にはありませんが、ついでに0.1g単位で計量できるクレオス製のMr.デジタルスケールも購入しました。いつの間にかこんな便利なものも発売されていたんですね。

▼型枠の作成《1800×1200》▼シリコーンを型枠に流し込む《1800×1200》
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型枠は、10年前に購入したブロックをそのまま使用しました。このブロックは何度も再使用できるので便利です。



型枠にシリコーンを流し込みます。気泡ができないようにエアブラシで空気を吹きかけながら行っています。10年前は計量カップやら攪拌棒やらがベトベトになって嫌気がさし、しばらく使用しない原因にもなりましたが、全て使い捨ての紙コップを用いて行ったところ、意外と簡単にできました。

▼ウレタン樹脂を流し込む《1800×1200》▼複製された座席パーツ《1800×1200》
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1日寝かせておいて、といいたいところですが、週末にしか作業ができないので1週間後に座席パーツの原型を型から抜きました。目立つ気泡もなく、型としてはうまくできたと思います。




続いて型にウレタン樹脂を流し込んで複製品をつくります。時間との戦いなので写真はありませんが、ここでも全て使い捨ての紙コップを用いて、A液とB液を混合し、手早く型に流し込みます。どうしても型の内部に気泡ができますので、爪楊枝で浮かせられるだけ浮かしましたが、結果的にはいくつか目立つ気泡による型くずれが生じてしまいました。目立つところだけ、あとからパテで埋めておきます。

次回に続きます。

《更新情報》
2019.02.17 記事を掲載