【考察】キハ183形100番台を見分ける(その3)

 第3回目の「その3」は、新特急色時代についてです。101号と103号は構造上の相違点がはっきりしていますので、簡単に見分けられますが、102号と104号の違いは、JNRマークが撤去されてしまっているため、なかなか見分けるのが難しくなっています。
 写真を掲載できる101号と103号の写真を見比べながら考察してみます。
▼キハ183-101
キハ183-101
画像は「JS3VXMの鉄道管理局」様の許可を得て転載。禁転載。

▼キハ183-103
キハ183-103

キハ183-103
画像はいずれも「JS3VXMの鉄道管理局」様の許可を得て転載。禁転載。

 まず、新特急色への塗色変更日を一覧にすると次のようになります。

▼新特急色への塗色変更年月日
車番
塗色変更年月日
場区
備考
キハ183-101
1987(S62).01.30
苗穂
五稜郭車両センター改造
キハ183-102
1987(S62).09.24
苗穂
苗穂工場改造
キハ183-103
1987(S62).05.23
苗穂
五稜郭車両センター改造
キハ183-104
1987(S62).09.14
苗穂
苗穂工場改造

 JR北海道の発足は1987(昭和62年)年4月1日です。国鉄時代に塗色変更を受けたのはキハ183-101のみですので、上の写真のようにJNRマーク付きで出入台横にJRマークのない写真はキハ183-101ということになります。(102号~104号は塗色変更と同時にJNRマークをはずされたと考えるのが自然ですが、私はそこまでは確認できていません。)ちなみに、塗色変更直後の101号はテールランプ横のジャンパ栓受けが橙色ではなく白色なのも特徴の1つです。101号も民営化後にJNRマークをはずされたと考えられますが、その時期は不明です。
 次に、3位側の機械室向かいの通路の窓が黒く塗られているか塗られていないかによる違いがあります。上の2枚の写真を見比べると、101号は黒く塗られており、103号は黒く塗られていません。写真はありませんが、102号も黒く塗られている写真を確認しています。104号は確認できていません。また、103号の写真にも黒く塗られているものがありますので、103号も時期により黒く塗られているようです。ちなみに写真の103号のジャンパ栓受けは橙色です。

▼窓周辺の塗装のパターン(上が写真の101号タイプ、下が写真の103号タイプ)
キハ183-100

 TOMIXから発売された新特急色の製品は写真の103号タイプとなっています。

【追記】
 こむめ様からいただいた情報によりますと、やはり同じ車番でも、塗装変更により複数の黒帯パターンが存在したようです。また、次のような黒帯のパターンもあったようです。また、調べてみたいと思います。

▼窓周辺の塗装パターン(その3)
キハ183-100

 102号と104号については、一番はっきりと分かる相違点だったJNRマークが撤去されてしまったため、なかなか見分けるのは困難です。

《参考文献》
・Rail Magazine(1987.4)№40 P.146
→1987年(昭和62年)1月28日に苗穂工場で塗色変更中のキハ183-101の写真が掲載されています。

《更新履歴》
2010.07.19 記事を掲載
2010.07.25 記事を更新
2018.02.12 記事を全面的に書き換え

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2010年07月23日 01:42 from -

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