【編成記録】キハ183系特急「おおぞら」④

キハ183系特急「おおぞら」の編成記録(その4)


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▲2010年(平成22年)11月13日の「キハ183-1」さよなら展示会の際に撮影した国鉄時代を復元したヘッドマークの写真。国鉄標準色にひらがな文字のヘッドマークはあまりにも当たり前の光景でしたが、後から振り返れば、キハ183系特急「おおぞら」の歴史約20年のうちこの組み合わせが見られたのは10年にも満たなかったことになります。

④ 1985年3月14日~1986年10月31日
 1985年(昭和60年)3月14日ダイヤ改正では、全国的な流れを受けてキハ183系においても短編成化と急行の特急格上げによる増発が行われました。その結果、特急「おおぞら」関係では、特急おおぞら7・9・4・6号が函館運転所(函ハコ)の9両編成、特急おおぞら1、5、11、2、10、12号が札幌運転区(札サウ)の7両編成となりました。なお、残る特急おおぞら3、8号はキハ80系による運転となり、久しぶりにキハ80系特急「おおぞら」が復活しました。
 このダイヤ改正に合わせて、キハ184-1、キハ184-4、キハ184-3、キハ184-5の4両は先頭車化改造が行われ、それぞれキハ183-101、キハ183-102、キハ183-103、キハ183-104となっています。また、キハ184-901はグリーン車化改造が行われキロ184-901となり札幌運転区(札サウ)に転属になっています。さらに、キハ183-7、キハ183-8、キハ182-23、キハ182-24、キロ182-901の5両が函館運転所(函ハコ)から札幌運転区(札サウ)に転属となり、キハ184-6、キハ184-7、キハ184-8、キハ184-9、キハ184-10の5両が札幌運転区(札サウ)から函館運転所(函ハコ)に転属になりました。
 ここで特筆されるのが先頭車化改造されたキハ183形100番台です。1984年(昭和59年)12月から1985年(昭和60年)に落成したキハ183-101~103までは、当初0番台と同様の塗り分けで出場しましたが、評判が悪かったとのことで、間もなくキハ82やキハ181と同様のいわゆる「ヒゲ」タイプの塗装に塗り直されています。1985年(昭和60年)3月に出場したキハ183-104は当初からキハ181タイプでの出場となりました。そのため、0番台タイプの塗装の写真は非常に珍しく、先頭に立っての編成写真は、ダイヤ改正直後のキハ183-103が先頭に経つ特急「おおぞら」と特急「北斗」のみであったとされています。(注1)
 また、110km/h運転実現を目指して1982年(昭和57年)9月から開始されたブレーキ試験の良好な結果を受けて、0番台と900番台のすべての車両に対してブレーキ改良工事が行われ(注2)、1985年(昭和60年)6月1日から、千歳空港~上落合間で北海道初の最高速度110km/h運転を開始しています。これにより、札幌~帯広・釧路間の所要時間が最短で11分の短縮となりました。

注1 キハ183形100番台の塗色に関する記述は、「Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃 」のホームページ中「音別 (根室本線) 1986」の記事を参照した。2015年1月18日閲覧。
注2 110km/h運転実現に向けたブレーキ試験に関する記述は、『週間鉄道データファイル』File1-237の記述によった。
注3 参考記事→【考察】キハ183形100番台を見分ける        

【1985.3.14~】特急おおぞら7号 函館9:30発 釧路18:40着 5037D 函ハコ
【1985.3.14~】特急おおぞら6号 釧路11:10発 札幌116:04着 5036D 函ハコ
【1985.3.14~】特急おおぞら9号 札幌17:20発 釧路20:07着 5039D 函ハコ
【1985.3.14~】特急おおぞら4号 釧路7:42発 函館16:45着 5034D 函ハコ
←苗穂
⑤G
《キハ
183-
0
キハ
182-
0
キハ
182-
0
キハ
184-
0
キロ
182-
0
キハ
182-
0
キハ
182-
0
キハ
182-
0
キハ》
183-
0
桑園→

注1 キハ183形は100番台、900番台となることがある。キハ182形は900番台となることがある。
注2 上文の注2で紹介したホームページにはこの時期の特急おおぞら4号の写真が掲載されているが、9号車にキハ183形100番台を連結したうえで1両増結の10両編成となっていることが分かる(2015年3月15日閲覧)。したがって、キハ183形100番台を組み込んだ国鉄標準色の10両編成をNゲージ上で再現することも可能と考えられる。
注3 編成例→【1985.3.24】特急おおぞら9号

【所属車両】63両 函ハコ(1985.3.14時点)
キハ183形

901、902、903、904、1、2、3、4、5、6、19、20、101、102、103、104
16両

キハ182形


901、902、903、904、905、906、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、43、44、45、46、47、48
34両


キハ184形
2、6、7、8、9、10、11
 7両
キロ182形
1、2、3、4、5、10
 6両

【1985.3.14~】特急おおぞら1号 札幌8:00発 釧路12:58着 5031D 札サウ
【1985.3.14~】特急おおぞら10号 釧路14:15発 札幌19:16着 5040D 札サウ
【1985.3.14~】特急おおぞら11号 札幌19:37発 帯広22:38着 41D 札サウ
【1985.3.14~】特急おおぞら2号 帯広7:22発 札幌10:23着 32D 札サウ
【1985.3.14~】特急おおぞら5号 札幌10:56発 釧路16:06着 5035D 札サウ
【1985.3.14~】特急おおぞら12号 釧路17:06発 札幌21:57着 5042D 札サウ
←苗穂
⑤G
《キハ
183-
0
キハ
182-
0
キロ
182-
0
キハ
182-
0
キハ
182-
0
キハ
182-
0
キハ》
183-
0
桑園→

注1 キロ182形は900番台となることがある。

【所属車両】38両 札サウ(1985.3.14時点)
キハ183形
7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18
12両
キハ182形

23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42
20両

キロ184形
901
 1両
キロ182形
901、6、7、8、9
 5両

その3≪≪ キハ183系特急「おおぞら」の編成記録 ≫≫その5

《更新履歴》
2014.10.26 記事を掲載
2014.10.29 記事を追加(1986.11.1ダイヤ改正)
2014.11.01 写真を追加(1986.11.1ダイヤ改正)
2014.11.16 記事を分割
2015.01.18 最高速度110km/h運転の記述を追加
2015.03.15 記事を整理

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