【連載】キハ183系物語(第2回)

国鉄最後の日のキハ183系


 1980(昭和55)年10月にキハ183系を初めて目にしてから6年半が経った1987(昭和62)年3月31日、日本国有鉄道は最後の日を迎えていました。
 当日夜、国鉄最後の日の札幌駅を見に出かけました。当日の札幌駅には大勢の鉄道ファンが駆けつけていた記憶があります。どの車両にも先頭車に「さよならJNR 日本国有鉄道」と記されたステッカーが貼られていました。私の手元に残っている当時の写真を見ると、711系S104編成、キハ40222、キハ54形500番台、DD511055牽引の「まりも」、ED76515牽引の「利尻」、ED76518牽引の「大雪」、フラノエクスプレスが映っています。夜行列車が映っているところを見ると、かなり遅い時間に出向いたようです。たしか、札幌駅に出向く途中の列車の車内放送も録音していて、「今日も国鉄をご利用いただきましてありがとうございます。」という、今となっては懐かしい音声も残っているはずですが、いつの間にか散逸してしまったようです。
 当時私が撮影したキハ183系「おおぞら」の写真にもこのステッカーが貼られていました。例によってひどい写真ばかりですが、キハ183形0番台とキハ183形1500番台の写真が残っています。当時のキハ183系は国鉄標準色からいわゆる新特急色への移行期にあたりますので、両色の混色編成が見られましたが、残された写真もその1つです。ちなみにキハ183形0番台の写真を良く見ると、タブレットキャッチャーはすでに取り外されていることが分かります。

▼キハ183形0番台(1987.03.31撮影)
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▼キハ183形1500番台(左)と混色編成(右)(1987.03.31撮影)
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 この翌日、国鉄は分割民営化され、北海道ではJR北海道が発足しましたが、この頃を境に私の鉄道模型及び鉄道に対する興味は急速に消え、私にとっては20年近く空白の期間ができることになりました。

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