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【Nゲージ】キロ182形500、2550、7550番台

キロ182形500、2550、7550番台


実車について
 キロ182形500番台は、国鉄末期に増備されたキハ183系500番台の車販準備室付きハイデッカーグリーン車として、1986年(昭和61年)に8両が製造されました。いずれも新特急色で落成し、すべて当時の札幌運転区に配置されました。登場直後は主に特急「おおぞら」や特急「オホーツク」に使用されていましたが、1990年(平成2年)9月、501号から507号の7両が函館に転属となり、特急「北斗」に使用されるようになりました。
 1994年(平成6年)、特急「北斗」の一部が130km/h運転となることに伴い、501号から503号の3両に対して130km/h化改造が行われ、キロ182形2550番台が登場しました。この改造に合わせて塗色も新特急色からHET色に変更されています。これら3両は長らく130km/h対応の特急「北斗」として使用されてきましたが、2015年(平成27年)に機関換装改造が行われ、キロ182形7550番台となりました。この頃はすでに130km/h運転は行われなくなっていましたが、引き続き特急「北斗」に使用され、2018年(平成30年)3月のダイヤ改正で特急「北斗」がすべて特急「スーパー北斗」となったことに伴い運用をはずれました。今後は、特急「オホーツク」「大雪」に使用されるものと思われます。
 一方、キロ182形500番台のまま残った504号から508号のうち、504号から507号は、1993年(平成5年)から1994年(平成6年)にかけて新特急色からHET色への塗色変更を受け、120km/h運転の特急「北斗」として使用されましたが、特急「北斗」の特急「スーパー北斗」化が進むにつれ、徐々に特急「北斗」としての運用を減らし、最終的には504号と505号の2両だけが最後まで特急「北斗」に使用され、2017年(平成29年)ダイヤ改正で特急「北斗」としての運用を外れました。その後もまれに特急「北斗」として運用される機会がありましたが、2018年(平成30年)3月現在、全く運用されない状態となっています。この2両は今後、特急「オホーツク」「大雪」として使用されるものと思われます。
 残る506号から508号のうち、508号はずっと札幌運転所に残り続け1両だけ新特急色のまま座席の3列化改造も受けずに残っていましたが、特急「とかち」にキロ182形500番台が使用されるようになると、座席の3列化改造とともに塗色変更を受け、それまでの新特急色からHET色となりました。このとき、HET色の青の部分がラベンダー色の色違いとなり、やがて、506号も同様の塗装となりました。これら3両は特急「とかち」が廃止される2009年(平成21年)まで活躍しましたが、運用離脱後は他の特急に転用されることなく、キロ182形0番台が残る中3両とも廃車されました。

Nゲージについて
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▲右から順に、500番台新特急色(旧製品)、500番台新特急色(リニューアル製品)、2550番台HET色(旧製品)、2550番台HET色(リニューアル製品)、500番台HET色(リニューアル製品)、7550番台(リニューアル製品)、500番台ラベンダーHET色(旧製品改造)、2550番台(リニューアル製品改造)
 
 Nゲージのキロ182形500番台は、貫通幌が車体と一体成型となっており、BM式TNカプラー非対応の旧製品と、貫通幌が別パーツ化されBM式TNカプラー対応となったリニューアル製品の2種類が存在します。新特急色はその両方が製品化されており、HET色はリニューアル製品のみが存在します。このリニューアル製品のHET色の青は、いわゆる噴火湾ブルーとも呼ばれる濃い青色で表現されています。この青色は、特急「まりも」セットにも用いられている色です。新特急色の500番台はいずれもトイレ窓があり座席が4列で表現されています。HET色の500番台はトイレ窓が埋められており座席が3列で表現されています。また、新特急色の500番台の床下はいずれも灰色で表現されているのに対して、HET色の500番台の床下機器は黒色で表現されています。
 キロ182形2550番台についても旧製品とリニューアル製品の2種類が存在し、HET色の青色は、いずれもややくすみのある独特の青色となっています。いずれの製品もトイレ窓がある時期のものを再現していますが、旧製品の座席は新特急色の旧製品のものを流用していると思われ座席が4列のままとなっています。リニューアル製品は座席が3列となっています。床下はいずれも灰色で表現されています。
 キロ182形7550番台は、リニューアル製品のみが製品化されており、トイレ窓は埋められており、HET色の青色は紫色がかっており、特急「サロベツ」セットと同様です。苗穂運転所転籍後の青色を表現しているものと思われます。床下機器は機関換装後につけられた灰色のカバーが表現され、エンジン等の機器は黒色で表現されています。実車は妻面の雨樋の位置が変更され転落防止幌が取り付けられていますが、製品では省略されています。
 2018年(平成30年)3月時点で、HET色でありながら青色部分がラベンダー色に塗られたキロ182-506やキロ182-507は製品化されていません。

▼500番台新特急色・旧製品仕様(T車のみ):該当車番・時期→501~508、1986~1996年
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上の写真は、旧製品仕様の車両です。品番926194「キハ183 550系特急ディーゼルカーセット」に含まれているものです。車番は印刷済みで508番が印刷されています。成型色は白色で、小さいタイプのグリーンマークと「GRENN CAR」の文字が印刷されています。0番台の旧製品と異なり行先方向幕は別パーツ化されていますがHゴム表現は窓枠と同じ黒色となっています。床下機器が灰色の成型色であることやBM式TNカプラー非対応となっているところは他の旧製品と同様です。

▼500番台新特急色・リニューアル製品仕様(2007年発売、T車のみ):該当車番・時期→501~508、1986~1996年
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 上の写真は、2007年(平成19年)に製品化されたリニューアル製品仕様の車両です。品番92309「キハ183 550系特急ディーゼルカーセット」や品番98207「キハ183 500系特急ディーゼルカー(おおぞら)セット」、品番98208「キハ183 500系特急ディーゼルカー(北斗)セット」に含まれているものです。車番はインレタ方式となり特定車番の印刷はありません。グリーンマークは旧製品と同様です。
 リニューアル製品仕様の特徴として、貫通幌の別パーツ化や床板のBM式TNカプラー対応化が図られています。室内の座席はR36をイメージした緑色となりました。床下機器は灰色の成型色で、車輪は黒染化されています。

▼2550番台HET色・旧製品仕様(T車のみ):該当車番・時期→2551~2553、1994~2000年
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 上の写真は、品番92649「JRキハ183 2550系特急ディーゼルカー(HET)セット」に含まれているものです。新特急色の旧製品と同じ仕様となります。車番はインレタ式でトイレ窓は埋められておらず、床下機器は灰色で、BM式TNカプラー非対応です。

▼2550番台HET・リニューアル製品仕様(2006年発売、T車のみ):該当車番・時期→2551~2553、1994~2000年
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 上の写真は、2006年(平成18年)発売の、品番92781「キハ183 2550系特急ディーゼルカー(HET)基本セット」に含まれているものです。新特急色のリニューアル製品仕様と同等ですが、座席パーツは新たに3列シートのものになっています。トイレ窓は埋められていないので、発売は2006年(平成18年)ですが、2000年頃までの編成を再現したものとなります。

▼500番台HET色・リニューアル製品仕様(T車のみ):該当車番・時期→504・505・507、2000~2017年
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 上の写真は、2016年(平成28年)発売の、品番98621「JRキハ183 500系特急ディーゼルカー(北斗・HET色)セット」トに含まれているものです。2550番台HET色のリニューアル製品仕様と同等のものですが、トイレ窓は埋められており、床下機器も黒色化されていますので、2000年(平成12年)頃以降の特急「北斗」を再現したものとなります。特急「北斗」ということで言えば、504号と505号が該当しますが、特急「とかち」で運用されていた507号も同じ仕様でしたので該当します。506号と508号はHET色の青色の部分がラベンダー色になっていますので該当しません。なお、この車両のHET色の青色は濃い青色(いわゆる噴火湾ブルー)で表現されていますので、厳密に言えば、2015年(平成27年)頃までの表現ということになります。それ以降の実車は、7550番台と同様の薄いブルー色に改められています。

▼7550番台HET色・リニューアル製品仕様(2018年発売、T車のみ):該当車番・時期→7551~7553、2015年~
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 上の写真は、品案98631「JR キハ183系 7550系特急ディーゼルカー(北斗)基本セット」に含まれるものです。車体は500番台北斗のものと同様でトイレ窓も埋められていますが、HET色の青色が特急「サロベツ」セットと同様の紫がかった青色になっています。2015年(平成27年)頃以降のHET色を表現したものと思われます。床下機器が新規に製作され、黒色化されるとともに灰色のカバーが表現されています。

▼500番台HET色(ラベンダー色)・旧製品仕様改造(T車のみ):該当車番・時期→506・608、1996~2009年
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 上の写真は、旧製品の2550番台HET色を種車として、塗色変更とディティールアップを図った改造品で、車番は2007年(平成19年)頃のキロ182-506としてあります。
 まず塗色についてですが、HET色のブルー部分をキサロハ182形550番台の塗色を参考にしたラベンダー色に変更し、床下機器は黒色としています。また、改造当時はトイレ窓が埋められた製品はなかったため、トイレ窓が埋められた姿としています。
 車体の表現としては、旧製品仕様をリニューアル製品仕様に近づけるため、貫通幌の別パーツ化、BM式TNカプラーの取付などの改造を行うとともに、各種手すりの別パーツ化や排気筒の延長、床下ステップの表現、各種インレタ貼付などのディティールアップを行っています。屋根上の水タンクにも手すりを取り付けてみました。
 0番台の車両と比べるとやや車高が高いようなので、今後調整が必要です。


▼2550番台HET色(濃いブルー)・リニューアル製品仕様改造(T車のみ):該当車番・時期→2551~2553、2000~2015年
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 上の写真は、リニューアル製品仕様の2550番台HET色を種車として、塗色変更とディティールアップを図った改造品で、車番は2013年(平成25年)頃のキロ182-2552としてあります。
 まず塗色についてですが、HET色のブルー部分をいわゆる噴火湾ブルーと言われる濃いブルーに変更し、床下機器は黒色としています。また、改造当時はトイレ窓が埋められた製品はなかったため、トイレ窓が埋められた姿としています。
 車体の表現としては、各種手すりの別パーツ化や排気筒の延長、床下ステップの表現、各種インレタ貼付などのディティールアップを行っています。屋根上の水タンクにも手すりを取り付けてみました。
 現在であれば、500番台北斗用のリニューアル製品を種車として台車を交換すればあっという間に再現できてしまうのですが、当時はそれなりに苦労して製作した記憶があります。

《更新情報》
2018.03.25 記事を掲載

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